カッコつけてるなぁ。
先日、長崎DARCの中川さんとGRAF長崎の菅さんと一緒に、
長崎県の委託事業である依存症対策支援事業に参加させていただいた。
長崎県の支援がまだ確立していない地域にメッセージを運ぶと言う主旨のものだ。
今回は母の地元である上五島地区と言うこともあり、なかなか会うことができない親族への挨拶も兼ねて宿泊は1人祖母の家にさせていただいた。
結論から言おう。
翌日集まってくれた地元の人は、僕の親族4人ともう1人の人だけだった。
確かにそう言った関心の無い地域への支援が目的なので、それは仕方のないことなのかもしれない。
ただ、行政の人はもう少し広報を頑張らないと。
建前で依存症対策してますよって、民間巻き込むのは悪いことじゃないけどやれることはやってくれないと、なーんにも意味がない。
中川さんの話は、依存問題は何かにはまって問題行動が起きる。
だから、それやめる必要があると言う話ではない。
依存問題の前に、各々何かの問題を抱えている。
人とうまく話ができないとか、特別なこだわりがあるとか、何をやっても満たされないとか、シンプルに生きていく事が苦痛だとか。
大抵の人々はそう言う問題(生きづらさと言ったりする)を試行錯誤で解決していく。逆にいえば、そこでアルコールや薬物、ギャンブルで解決出来た人が依存問題に繋がりやすいというものだ。
あくまで個人的な意見としてと付け加えて話されていたが、
抱えている問題のために、生きていくことが困難で死を選ぶくらいなら薬や酒、ギャンブルを使ってでも生きたほうがいい。
ぐちゃぐちゃでも生きているほうがずっといいと言う話には心の底から共感できた。
終わった後の家族からの話。
「特に酒やギャンブルの問題で苦しんでいる家族はたくさんいる。
そういった人たちに聞いてもらいたかった。」