地域の川掃除をしたり、
朝食食べたのに、カップラーメンで昼食までお腹を満たしたり、
無事就労プログラムを経て旅たった仲間が職員とパイまみれで抱擁したり、
ソフトボールで汗を流したり、
釣り部に入部し、釣りにハマってしまうものもいます。
とはいえ、
家族との関係がどうなっていくのか、
仕事をどうしていくのか、
ギャンブルでできてしまった借金をどうするのか、
それ以前に、おのおのが傷付けた人たちへの埋め合わせをどうしていくのかまだまだ探せば問題の山。
彼らはそれもわかっている。
問題がなくなることはないけれども、
生きていくことはできるし、楽しむこともできる。
それが施設の「今」です。
そして、「今」を大切にできないのに、過去も未来もない。
過去は変えられないけど未来は変えられるって、今じゃ自己啓発本でも言わなそうだけど、僕らの脳はその考えに支配されていて、生きていくのが大変になる。
だからこそ大事なのは「今」であって、
それは刹那的な意味合いでは無い。
今を大事にしない人は、総じて自分の人生を大切にしない。
僕はそう思っています。