COBYPLAN

ブログ

活躍!

2022/10/23

中国地方への出張となったので、これはと思い連絡した。

幸せな事に半年前に退所して、社会復帰したRと会うことができた。

彼は僕と同い年で、ギャンブル後の横領で留置され、家族に連れられて不本意のまま施設入所した人だった。

 

1ヶ月ほど前に連絡して、社会復帰したのであれば、飯でも奢ってくれとジャイアンばりに彼に迫り、その後連絡も取らずに当日約束の場所に到着すると改札の向こうに少し痩せたRがいた。

 

僕は今、PTAの役員を降りた事に託けて髪の毛がチャラい事になっているのだが、それにちゃんと反応してくれお迎えしてくれた。

 

とりあえず、タバコの吸えない数時間を解消するために一緒にタバコを吸い、その後店に向かう。

 

例の奢ってくれる店だ。

入店し、僕は彼と同じメニューを頼んだ。

 

2時間ほど近況を語り合い、彼から聞いた、社会復帰も大変だが幸せを感じることも、大変なことも施設生活以上に多い。だからこそ頑張れなくなったら俺には施設があるという言葉を聞いて、一緒に過ごした時間の意味を感じた。

とうぜん、施設の職員と利用者という関係では無いので食事代は僕が支払った。

 

その後、車で片道2時間の僕の目的地に車で送ってくれた。山陰道中、いくつかの観光スポットへ寄ってくれるような話を運転手はしていたけれども、僕にとっては彼との時間の方が大切だと思ったので全て拒否した。

パートナーのこと、子供たちのこと、仕事のこと、自分のこと、

一通り話して目的地に到着した。

エントランスで写真を撮り、僕はホテルに彼は車に、

振り返らず、またねとお別れした。

TOPへ