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ギャンブル相談

2021/07/04

ギャンブルがやめられず困っているという相談がまたここのところ増えている。困っているのは家族だったり、本人だったりと様々。

 

いずれの場合も僕が心がけているのは、このコロナ禍にあっても対面で行うという事。

 

会う時に誰が現れるのか、緊張感や空気感、そう言ったものを共有しないと今その時に誰に対して何が必要なのかを導くのが、少なくとも僕には難しい。

 

面談の最後には行動をお願いし、応援して別れる。

相談は考えを聞いて知識を身につけ、物事が解決すると思われがちだがそうはいかない。依存症支援のキーワードである責任がカウンセラー側にあるからだ。対面での相談からこちらとしての支援は始めている。本人の回復は各々が行動ができるかどうか。

 

 

長崎vs佐賀

2021/06/14

vファーレン(j2リーグ)とサガン鳥栖(j1リーグ)であれば佐賀の方が格上です。日本版プロサッカーの話ですが。

 

日頃よりお世話になり、困った事があれば相談させていただいてる長崎のギャンブル依存症リハビリ施設GRAF長崎とフットサルの親善試合が6月11日行われました。

 

分かる人には分かります。

体をぶつけ合い必死にボールを奪い合うのはcobyplanの新旧対決。

新しくきた彼が佐賀で回復を始め、そのおかげでもうひとりは長崎に施設移動し、佐賀では止める事ができなかったが、長崎で回復が始まった。

そんな因縁というか、ストーリーのある2人です。

ストーリーとは言っても、しみじみとしていたのは僕だけで、当の本人たちはそんなこと知りません。純粋にサッカーを楽しんでいました。

 

さて、次はピースの決勝ゴール?

この姿、これまで関わっていた支援者や家族にぜひ見ていただきたい。元気に回復しています。

 

と美談はここまでにして、

試合の結果ですが惨敗しました。

 

でも楽しめたので全て良し!

 

悔しい〜。

ピース

2021/05/26

よかった!

月一更新に間に合った。

僕の身近にはピースが二人います。

こちらは我が家の愛犬ピース。うわ目使いがお上手。

 

次は4月にやってきたピース。

体験入所からしばらく家族のもとで生活したのち、

やるだけやって正式に。

家族を振りまわし、インカジとスロットに明け暮れていた彼が、

自力で電車を乗り継ぎCOBYPLANへ。

この写真は、あるお休みの日の一場面。

味付けは何にしようかと調味料を吟味している姿です。

 

彼を以前から知っている他の仲間は、今のピースの姿が信じられないという。

彼もまた依存症なので、明日のことはわからないけど、

今を一生懸命生きているし、プログラムにもしっかり取り組んでいます。

 

ともに。

相談があります

2021/04/28
  • っていうもんだから時間をとってみた。

3ヶ月前にやってきたYD。

別の施設で2ヶ月、飛び出して水商売。ギャンブル三昧。数ヶ月と持たずに入院、来佐賀という流れ。

双極性感情障害のエピソードもある人なので、ギャンブルの問題と精神病症状の因果を精査中。

この3ヶ月、ほぼ1人で読書に励み、ミーティングなんかやっても意味ない。本を書く人に何かを見出したい。そんな生活を送っていた彼からの相談事だった。

 

当然やり取りは今からここを出て地元に戻ってやって行きたいという話。

 

 

退所して自分でやっていきたいのであればいつでも良い。

前と同じ行動なら、同じ結果になりやすいのでしっかり考えろ。

骨折した翌日に怪我が治らないように、自分の目標には時間軸を忘れるな。ただ、ここに来る人達はそれができなかった人が多い。だからこそみんなは流れに身を任せる生き方に変えようとしているみたいだよ。

 

 

ひとりぼっちじゃ、

ここにいる意味ないよ。

 

相談する相手が違う、僕との関係は次のステップに行こう。

そう話したところで、彼は帰っていった。

 

さが桜マラソンコビー杯2021

2021/03/28

今年も開催されました。

桜マラソンコビー杯。ちょっとネーミングのセンスがあれなんですが、もう口に出しちゃったので最後までこのくそダサい大会名となってしまいました。

とはいえ、気が付けば大会エントリー者は10名。

エントリー順にりゅうじ、しんべい、ゆうき、まえやま、ゆうた、ひがし、山田先生、いえもん、まつ、かずと。

佐賀桜マラソンは知事の山口さんがスタートの合図をおくりますが、桜マラソンコビー杯は最年長のやぎさんが素晴らしい挨拶のあとにピストルを鳴らしそろってスタートしました。

 

話が前後しますが、エントリーした人全員がCOBYPLANの入所者ではありません。主治医の先生が飛び入りで参加してくれましたし、施設の関係者もいます。

走った人は今日に向けて数か月間トレーニングしてきました。このような花形のイベントでは表に出てこないのですが、裏方で支えてくれた人がいるのも忘れてはいけません。

特にCOBYPLANは定員10名の小規模施設なのでぎりぎり各自が何かしら役割を持つことになるのです。実際に今日も、選手たちが誤ったコースを走らないように、事故にあわないようにとポイントで雨の中立ちんぼをしてくれた仲間たちがいます。寮に残って大会後のBBQの準備をしてくれた仲間たちがいます。自転車で全コースを行ったり来たりしながらエイド(水分や栄養ドリンクの補給)の役割をしてくれた仲間がいます。月並みだけど、そういったみんなの力でこの大会が行われたことを忘れてはいけないし、僕はとてもうれしく思います。

 

さて前置きが長くなりましたが、なんとなく実況していきましょう。

はじめはこんな感じで余裕の走りを見せています。ゆうきくん(スタッフ)を先頭に、いえもん、東が追う感じ。このふたりはCOBYPLAN予備軍と僕が勝手になずけた二人で、入所はいつでもウエルカムなのだけど、まだお仕事続けながらCOBYPLANのみんなと分かち合っています。そしていつもマイペース、少し力を抜いた感じでなんとなくやり過ごすのが得意のりゅうじがその後を追います。

なんでみんなの飯の後片付けしている俺の後ろに行列を作るのか!!自分たちの皿を洗うのは後回しでいいじゃないか!!配慮が足りん!と怒っていたしんべいはその後を追います。とはいえ自分の課題に気が付いているところ、愛せます。モザイクの奥にある笑顔に気が付くでしょ。

最近入所したかずとはこの位置。

みんなのエイドをしてくれたよしきに、最後のランナーがポイントを通過しましたと報告されている絵。うん、ガッツがあるね。後で聞くと、ほかの仲間と優勝したら〇俗をおごってもらう賭けをしていたと聞く。理由はどうあれ走り切るのはすごい。かけるのやめろとかそんなうるさいことを言うのは今日はやめておこうと思います。

その間施設ではBBQの準備が進められております。

リーダーの伊東、スターターのやぎさん、自称ルフィーだというゆうだいによるテント設営と火おこし。

脱帽。

そうこうしているうちにダントツトップのユウタがフィニッシュ!

ゆうた、公式大会でCOBYPLANのゼッケンつけて走ってもらいたいくらい速い。

いい笑顔。

誰が信じてくれるだろう。強い欲求と特性でこれまでどうにもならなかったこと。

今彼は生活費を自分で管理し、ギャンブルをせず、スタッフの見守りの中一人で暮らし、仲間のサポートをしながら自助グループに参加している。

この病気、明日はわからないけど少なくとも今日も彼は頑張っていました。

クリニックの山田先生ゴール。

桜の名所だけをショートカットしたのは内緒です。

タクヤはポイントで選手が迷子にならないように立ちんぼ。

全選手が通過したら寮に戻って準備を手伝ってくれていました。

BBQが始まってからも焼き奉行となってくれていました。

ノムさんはポイントの立ちんぼの後に、任された写真撮影と、エイドのサポート、前日の買い出し等やってくれました。留置場に面会に行ったときに、施設に入所するのは翌日でもいいですか?迷惑をかけたおじさんに埋め合わせをしたくて、パチンコ屋の貯玉を換金したいと本気で僕に懇願していた彼です。

テッシーは立ちんぼの後に、いなくなってどうしたかなと思っていたら

大きく遅れを取ったかずとの伴走をしてくれていたようで。

脱帽。

お後もよろしくBBQ。

さが桜マラソンコビー杯2021無事に終了しました。

モテ期到来マツ!

2021/03/26

まさかこんな日が来るとは。

 

競艇とパチスロでどうにもならなくなっていた彼が。車中泊でその日暮らししていた彼がこの笑顔。

その理由は研修を終え、この4月からcobyplanで有給職員として働く事になったからだけではありません。

人生最大のモテ期到来。

もちろんお相手は入寮中の仲間たち。

 

道具の使い方

2021/03/22

順番通り、焦らずすすめる。

 

これがとあるプログラムの導入理念。

 

アディクトはすぐに結果が欲しい。すぐに解決したい。

足を骨折したときに、強く願ってもすぐに歩けるようにはならない。

何にでも時間の経過が必要なんだよって話したところで、理解は難しい。

 

自分本位に進めて、そして傷つく。

 

プログラムに取り組むということは、それを「知ること」だけではなく、「行動する」だけでもなく、このとりくむ姿勢を問われている。姿勢そのものに、プログラムで言われている「問題の本質」がでてくる。利己的、不正直、身勝手、恐れ、配慮の欠如。

 

僕は、そう思います。

回復は命がけです!

2021/02/24

休み明けに「昨日どう過ごしてた?」なんて会話の最中だった。

先日入所したYがこう言うのだ。

「昨日危なかったっす!肉の塊が火を噴き始めて、あれ水かけちゃいけないんすね!?すいませんでした。」

何が起こったのか。

冷凍の豚バラの塊を、調理しようとしたらしいのだが、おそらく時間かけて火を通せば解凍されて、結果的に調理されるというノリのようなもので調理し始めたのだと思う。

彼は20代の男性で、料理という料理をしたことがないらしく、豚バラの塊肉を調理するにあたり、大量の油を用いてはじめたようだ。

簡潔に言うと、冷凍された豚バラの塊を揚げ始めてしまったのだ。

結果は想像通り、油がはねて発煙し、自動火災報知機が反応し、火事です火事です!とアラームが鳴り始め、

慌てて消火活動となるわけだが、そのころには混乱し、

えーい!と反射的に放水を開始する。

すると火の手はますます広がり、煙の量も増え、まさにパニック。

何とか隣のリビングにいた仲間と一緒にフライパンを外に投げ、事なきを得たようで命拾いした。

 

 

せっかくなので付け加えてみよう。

ブレーカーが落ちた!このことも彼が来るまで施設として起こらなかった出来事。

いくつかの作業を同時に行っていたようだ。

 

これは何も彼を責めているわけではない。

今回の出来事でわかること。

生活を共にしてみないと見えない、その人が抱えている生きていくことへの困難さ。

 

やっぱり施設につながってくる人たちは、ギャンブルだけが問題ではない。

そのことに一緒に取り組んでいく必要性があるんだきっと。

 

あーよかった。ケガもなく火事にもならずにすんで。

 

おじさんが怒ったよ

2021/02/04

おじさんが、彼が今日激怒したのです。

普段は温和で、頼み事も役目だと思って忠実にやってくれるそんなおじさん。

 

理由はこうだ。

彼はリハビリが進んでいて、仲間のサポートをしてくれている。

サポートしている仲間の自立度を次のステップに進められるだろうかと僕が相談している時に事件は起きたのだ。

その話を聞いている時に、横からビギナーの仲間が冗談でこう言うのだ。「おじさんは1人では無理だけど、サポートしている仲間さんは大丈夫。」

これにカンカンのおじさん。

隣にいる僕が両者を本気でやり合っているのか、二度見三度見してしまう場面だった。

その場は他の関与しない仲間も見ていたので、別に場を設けて話をした。

僕はこの一部始終を見ていたので、まず2人に話をしてもらい、その後普段通りのそのビギナーのおふざけに関して、相応の注意をし、次におじさんに話をした。

おじさんが怒るなんてよっぽどなのだ。

この後おじさんと共有したのは3点。

❶持病の気分障害の状況はどうか。

❷2人の関係で、普段から腹に据えた何かがあったのか否か。

❸本当にさっきの出来事のみで瞬間湯沸かし器となったのか。

 

答えは❸とのことだった。そして、他のやりとりからもどうやらそれが確かでありそうだった。

 

だとすれば、さっきのシチュエーションの何が問題だったのか。

それ以前に怒った時から振り返ったところ、今回と同じような場面に出会えたのだ。

 

問題は自明だ。

しかし僕が言えることはない。

というか、言ってはいけない。

 

ミーティングやプログラム、スポンサーシップの中で解決していくことだからだ。

 

感情は表現していい。ただ、怒りはその原因と対処を!

なぜならBBにはこう書かれている。

 

第一の犯人は恨み(怒り)だった。

ブログの更新を忘れておりました

2021/02/04

気がつけば二ヶ月以上ブログが放置されておりました。

 

失礼しました。

元気にしております。

コロナ騒動に色々言いたいことはありますが、

どれも言い方が難しいので控えておきます。

 

クリスマス会、お節料理、餅つき、季節のイベントは滞りなく実施できました。

写真も準備出来次第アップします。

 

現在は3月のマラソン大会に向けて準備を進めております。

お楽しみに。

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