ある日一通の郵便が届いた。
一緒に開封する。
そこには退職金23万円と書かれていた。
彼は2人の友人の返済に充てたいと話す。
施設の入所費は家族が支払っているので、順番を間違えない様僕は伝えた。
前にも書いたことがあるけれど、借金を一気に返したいのはギャンブルで大金をBETするのとたいして変わらない。
またギャンブルができるような状況を作りたいのだ。
そんなやりとりをしている最中、
借りている友人は家族を持っていて、その家庭のことを考えると払ってあげたいとのことなのだ。
それは気の毒に…。
ぜひ自分の身を削って金を貸してくれた彼にすぐ返済を…。
…。
……。
と、なるわけがない。
彼は、借金を返すために早く仕事をしたほうがいいのかなと言う気持ちになってしまうと続ける。
僕はこう伝える。
ここは、借金を返す場所ではない。
俺と駆け引きするのはやめてくれ。
仕事して借金返したいなら、いつでも出て行っていい。
さて、
23万円持って出て行くのか、
それとも自分を変えるためにここで踏ん張るのか。
優先順位を、間違えないように
周りにいる仲間としっかり相談すればいい。
大事な局面。