体や身だしなみを綺麗に出来ないって理由はそれぞれで、
一緒にやってみると分かることも多い。
※許可をもらって撮影してます。入浴前のカツ先輩とポマード
例えば今日のカツ先輩は、毎朝髪の状態をみて声かけをする。
大抵夜勤明けのそれのような、ポマードでスタイルングしてるかのようなペタつき。
いよいよ声かけだけでは困難なようなので、
一緒にぽかぽか温泉に行く。
察しのいい人はこの辺りで、体洗うのに結構時間かかる人なんでしょ?ってもうお分かりかもしれないけど、実際はその予想をはるかに超えていく。
例えばカツ先輩は、玄関から入って先払いの料金を払うところから大変な苦労。靴をどこに安全に、綺麗に仕舞うかと言うことで苦労し、券売機のお釣りが合っているかを確認するのにまた苦労、窓口で帰ってきた領収書の文字が小さすぎるから読めるようにしてくれないかとやり直しをお願いすることに、またもう一苦労。
ふぅ。
さあ、カツ先輩はようやく第一コーナーを回って脱衣所に。
服はただ脱げばいいだけ、と思うがそうもいかない。
これだけ周到な人なので、服についた紐やベルト、ボタンなんかを全て丁寧にきつくしめられていて、外すのにまた一苦労。
僕なんかはその辺、適当というかいい塩梅にするのになぁとか思いつつも、カツ先輩が紐をはずす順番を間違ってやり直してもいいか?と僕に笑いかけるので、一緒に大笑いしながら楽しんだ。
第二コーナーを回って浴室へ。
カツ先輩はかけ湯で一苦労、体を洗うのに大変苦労、サウナは秒、入浴は幸せそうに楽しんでいた。
第三コーナー、もちろん風呂を出る時のかけ湯、体を拭き取るのにまた苦労されておりました。
残るはゴールまでの直線なので、僕は先に着替えて待合室へ戻り、
あー、人によって大変な事はやっぱり違うんだなぁ。人の行動は全て意味があるって習ったもんなぁ。知ることから始めないとなぁ。とか水分摂取しながらふけっていると、カツ先輩が戻ってきた。
しかし、なんか様子が変。
カツ先輩は、着替えを持ってきておらず来た時のそのままの格好で出てこられました。吉本新喜劇の誰ががボケたときの、ズコーってなるあれ、みんなで一斉に転ぶあれ。そんな状況でぽかぽか温泉を後にしました。
※出ていく直前のカツ先輩と着替えない服と試食みかん
試食用のみかんを3個持って帰ろうとしたので、流石に一つにするよう言ったらその場で食べて帰りました。