佐賀に来てからの恩人であり身内でもある大事な人が突然この世を去った。カミさんの実家に盆正月帰省すること以外縁もゆかりもない佐賀の地で、新しい生活を始める僕に寄り添ってくれたのは彼だった。
当時流行っていたオンラインゲームに誘われ、僕以外は地元の仲間内だったのだが、毎晩遅くまで通話しながらオンライン上の知らない誰かと銃撃戦を繰り広げる。
オンラインより、実際に銃撃戦をやろうということになり、各自お気に入りのガンを購入し、その調整をああでもないこうでもないと言いながらやり、結局は本場のサバゲー会場で戦いもした。
別にガンだけが彼との付き合いではない。
佐賀で発掘した美味しいお店には一緒に行った。
便利なキャンプ道具が見つかればそれを自慢しあった。
うちの愛犬ピースを何故かラッキーと呼び、手懐けた。
バイクで一緒に阿蘇山登った。
佐賀の有名な峠を一緒に走り抜けた。僕のバイクはギアチェンジで片手運転になってしまう峠向けのバイクじゃないのに。
言えばキリがないけど、佐賀での新生活はあなたのおかげでスタートすることができた。ありがとう。
父親はあなた以外いないけど、1人残った愛娘はうちの家族として一緒に生活することにした。
僕にできる事を、やってみようと思う。
そしてこれは、
いつでも、
どこでも、
誰とでも、
僕の生き方の核となっている部分なので、
「よしくんの世話にはならんでよか」とか言わないでよ。
本当にお世話になりました。
ありがとう。